![CIMG0768](https://livedoor.blogimg.jp/yatsute2006/imgs/0/3/0320c2ad-s.jpg)
本日は韓国京畿道教育庁のみなさんの視察がありました。
「先進国幼保一元化施設視察計画」の一環ということです。
大阪や京都の施設を回り、
帰国直前に、夏見台幼稚園・保育園にお越しになられました。
韓国も日本同様、幼稚園と保育園は分断されており
幼保の一元化が喫緊の課題であるということです。
通訳の方が同行されていたので、
私もストレスなく、私たちの園の教育について「熱く!」語りました。
幼児教育界にある2つの大きな流れ、
「外から形作る教育」と「内から心を育む教育」
ルソー以来の分断です。
もちろん、私たちの園は「内から…」の立場ですが
これは選択の問題です。
この2つの考えは哲学の問題なので難しいのです。
さらに私は「そもそも幼児教育とは何か?」について話しました。
英語教育、スポーツクラブ、サッカー教室…
世間ではこうした教育をもって「幼児教育」といっている。
しかしそれは「幼児教育」ではない。
幼児教育とは「遊び」の中にある。
発達に合わせて遊びの環境を切り替える。
その中で子どもたちは就学に必要な知識を得る、というようなことを話しました。
(ピアジェ、ヴィゴツキー、ペスタロッチ、ルソー、シュタイナー…いろいろ…)
視察団の団長のパク先生も私と同意見だということで
固く握手を交わしました。
短い時間ではありましたがさまざまな意見交換ができました。
また「異年齢クラス」は韓国でも珍しいようでした。
意欲と思いやりという、矛盾した二者をうまく統合し育むことができると
説明させていただきました。
さらに具体的な保育の話は小川園長に。
念のため、ブレンダ先生にも同席してもらい
英語でも情報を発信しました。
みなさまありがとうございました。