こんばんは。トレポンテスポーツクラブ向家です!
本日月曜日フットサル14時クラスでは、ドリブルを中心としたメニューの後、試合で少し「ルール」を意識してもらうことにしました。
具体的には、ボールを3つで、ピンクのボールが3点、緑のボールが2点、青のボールが1点というルールで行いました。普段であれば、準備をしてもらったら口で説明してすぐ始めます。
しかし、今日はボードに書いてボールも見せた後に「作戦」を促してから試合に臨みました。
あえて作戦を促したのですが、ただゴールを目指すだけではなく、勝つことを意識してほしかったことと、そのためにどんなことを子どもたちが考えるのかを私自身が観てみたかったからです。
試合が開始されると、やはりピンクのボールをみんな意識して奪いにいき、ゴールを目指します。そんな中、ゴールをひたすら守る黄色チームのSくん。この時、作戦で自ら志願していて、そのことを徹底していました。
子どもたちの中で話し合い、納得したうえで役割を決めてプレーしていました。
前半を終え、再開する前に「女の子は2点」というルールを追加しました。
するとピンクチームのKちゃんは、ピンクのボールに狙いを定めてゴールを目指します。「ピンクを入れると合計で5点分」ということを理解しているためです。
反対に黄色チームは、必死でそれを阻止します。先ほどのSくんは青のボールとピンクのボールを持つKちゃんが同時に攻めてくると
「ピンクを守れー!」と青を無視してピンクを奪おうとしています。結局Kちゃんは狙われてしまい時間内に得点することができませんでしたが、その行動や考え方、狙いについては褒めました。
お互いにルールを理解しているからこその行動で、お互いに「駆け引き」を生み出すことができました。その駆け引きがフットサルの楽しさでもあり、醍醐味の1つでもあります。
ルールを加えることで子どもたちの考え方や個性、行動を引き出せるができます。時には私たちが考えもしないような行動が起きます。それを認めてあげられるかが、非常に大切な要素であると私は考えます。(もちろん時と場合によりますが。。)
おおげさかもしれませんが、こんなとこから、子どもたちの可能性を広げていきたいものです。