2008年05月11日

今日の夏見台幼保園 南部園長先生のお話ビデオアップ

15/9(金)に行われた
満三歳児入園「プチ・トレポンテ」保護者会。
その一部を公開いたします。

 → こちら 

在園の保護者の方は「トレポンテクラブ」から見ることができます。

 → こちら

「資料請求いただいた方限定ページ」でも随時公開いたします。

 → こちら


追伸1:
マックユーザーの方から「ムービーが見れません」というご意見いただきました。
MacOSX対応のWindows Media Player 9をインストールして見てください。
アイコンを提示してあります。

追伸2:
ビデオ編集ばかりしていると
手のひらが腱鞘炎のようになります。
(特にドラッグを長時間やるため)
気をつけましょう(って私だけ?)。









  

Posted by yatsute2006 at 14:36

2008年03月20日

今日の夏見台幼保園 園の設計者が語るムービー

夏見台幼保園の設計は「株式会社時設計」さんが行いました。
菊地社長自ら語る「設計の意図ムービー」。

 こちら

撮影はなんと昨年の3月。
ちょうど1年間寝かせたままでした。
失礼しました。
大急ぎで作りました。















  
Posted by yatsute2006 at 23:26

2007年08月28日

今日の夏見台幼保園 私事ですが…

01私事ですが、文芸春秋季刊秋号「私の仕事 私の生き方」に
私の文章「わが子をフリーター・ニートにしないために」が載っています。

 こちら

私はつねに逆算の思想で
子どもたちの「育ち」を見つめて行きたいと考えます。
すなわち、ゴールをどこに置くのか?
どこに設定するのか、ということです。



02いつか子どもは親元を離れ自立します。
大学受験までは親子二人三脚も可能でしょう。
しかし問題はその後です。

よきパートナーを見つける。
「自分を賭けてもいい」と思える相手、あるいはそんな仕事。
きれい事に聞こえるかもしれませんが、

 「自分の存在を賭けてもいい」

と思える対象を見つけた人は
「幸せな人」といえるのではないでしょうか。

イギリスの小児科医であり精神分析家でもある、D・ウィニコット氏は

 「独りでいられる能力」

の重要性を説きました。
しかしそれには必要な段階を踏まねばならず、
まずはお母さん(あるいは保育者)との接触、1対1の絶対的な関係。
そしてお母さん(あるいは保育者)の目が届くところでの「一人遊び」。
やがてそれは
お母さんがいないところでの「一人遊び」。
そうしてひとり立ちへの準備をしていくといいます。
いつまでも自立できないのは、
この必要なステップを踏んでいないからであり
根本的な親子のスキンシップが重要であると言います。

同じくエリクソンの「ライフサイクル」理論でも
それぞれの年代には経過しなければならない
「発達課題(発達における危機)」があるといいます。
すなわち…

 乳児期(0〜2歳位)は「基本的信頼」
 幼児期(幼稚園にあたる)は「自律性・主体性」
 学童期(小学校にあたる)は「勤勉性」
 思春期は「アイデンティティ(自我)」
 成人期は「親密性」…


先ほど「自分を賭けてもいいという相手・仕事」と書きましたが
それはこのエリクソンのいう「親密性」のことです。
成人期(20〜30代)に、
そんな対象を見つけられることは幸せでしょう。
多くの若い人は

 「自分のことがわからない」
 「自分にあった仕事が見つからない」


という悩みを抱えています。
(別にこれは古今東西一緒だと思うのですが…)

成人期の課題である「親密性」を経過するには
それ以前に、思春期に「アイデンティティ」を固めていかねばなりません。
さらに遡って、学童期に「勤勉性」を養い
さらに幼児期には「自律性・主体性」を
そして結局重要なのは
乳児期の「基本的信頼」に行き着くわけです。
こうした必要な発達のステップを飛ばさないことが重要です。
発達段階に合わせた保育・教育とは
こうしたことを踏まえて取り組むことです。

ではそのステップを飛ばしてしまってきた場合はどうするか。
補わねばなりません。
遅すぎるということはないといいますが
早ければ早いほど、容易だと。
5歳でも必要ならばたくさん「だっこ」をする。
子どもたち一人ひとりの「育ち」を見つめる。
何でもかんでも早ければいいというものではありません。

何かとせわしい現代では

 「年齢に合わせた保育・教育」

が優先され、

 「発達に合わせた保育・教育」

が見逃されがちです。
急がば回れ。
正しくステップを刻むことが
実は一番の近道だったりします。

一つひとつ、確実に。
そんなことを考えています。



  
Posted by yatsute2006 at 01:24

2007年07月13日

今日の夏見台幼保園 ページの更新のお知らせ

c73b237d.jpg園のページの更新を行いました。

 教育へのこだわり → こちら
 食育 → こちら
 説明会にご参加いただいたみなさまからの声 → こちら


大変感動的なお言葉をたくさんいただきました。
ありがとうございます。
より一層がんばります。


追伸:
「教育へのこだわり」のページを作っていたときのことです。
今週の月曜日の朝早くからと取り掛かりました。
ものすごい勢いで指が動き、夜の1時までかかって一気に完成させました。
翌日は「遊びの教育効果」をまとめようと思っていたのですが、
ちょっと調子に乗って、寝る前に「遊びの…」ページを作っていました。
そして…

寝る直前に上書き…。
あっという間に一日の作業が「無」になりました。
私はあまりに疲れていたので何も感じませんでした。
とにかく早く寝ようと思って眠ったのですが…
やはり翌日は廃人のようでした。
書き直そうにも指が動きません。

こうしたことは昔何度かありました。
パソコンがフリーズして「パァ」。
だからつねに

 「Ctrl」キー + 「S」キー (上書きのショートカット)

のクセをつけておきました。
それが、今回は…
全く、何が起こるかわかりません。

中村元という大変立派な宗教学者がいました。
10数年かけて「仏教辞典」をまとめたのですが
出版社に原稿を渡すと
編集者がその原稿を紛失してしまった、といいます。
出版社はパニックになりました。
恐る恐る、中村先生にその旨を告げると、

 「そうですか」

と何事もなかったかのように再び書き始めたそうです。
立派な方です。

ヘミングウェイにはまぼろしの長編があるといわれています。
原稿は(何番目かの)奥さんがなくしてしまったそうです。
ヘミングウェイのことだから、
きっと酒に溺れてうつ状態になったことでしょう。

そんなしょうもないことを思い出しました。








  
Posted by yatsute2006 at 16:27

2007年07月12日

今日の夏見台幼保園 ビデオ:遊びの教育効果アップ

872e4ef3.jpg新しいコーナー「遊び」の教育効果についてまとめました。
ビデオと解説の融合です。

 こちらをクリック

「遊び VS 教育」は幼児教育における永遠のテーマでしょう。
遊びは果たして子どもの気まぐれに過ぎないのか。
それとも遊びは、欠くことのできない発育の重要なプロセスではないか。
私は徹底的に「遊び」にこだわりたい、と考えています。






















  
Posted by yatsute2006 at 13:09

2007年02月28日

今日の夏見台幼保園 「文章の書ける子ども」

314157e3.jpgビジネスマンには4つの武器があります。
「目」と「耳」と「舌」と「指」です。
すなわちコミュニケーションの4つの表現である、

 目…読む
 耳…聞く
 舌…話す
 指…書く


の4つです。
恐らく私は今年、大阪大学で講座を持つことになるので(内定ですが)
工学部の大学生に、

 ビジネスマンの「目耳舌指」

の有効活用を教えたいと思います。
私自身がやってきたことを整理しているところです。

コミュニケーションは大切だといわれます。
しかし上に上げた4つのうち、1つだけ異質なものがあります。
それは何でしょうか?

それは「指」です。
書くことです。
これだけは他に突出して

 意志の力

が求められますし、準備が必要です。

読むこと、聞くこと、話すことは、書くことに比べるとまだ容易でしょう。
もちろん、これら3つにも深いテクニックがありますが
ページを開けば文字が飛び込んでくるし
耳栓をしない限り人の声が聞こえるし
よもやま話を語れます。
しかし、書くことには「勇気」が必要です。
孤独な作業でもあります。
自分自身との対話こそが「書く」プロセスです。

コミュニケーションの本質は、実は他人とのコミュニケーションではありません。
自分自身とのコミュニケーションです。
自分が心の内に沈めてしまっている「本当の自己」との邂逅です。

小児科医でもあるイギリスのウィニコット博士(故人)は
「独りでいられる能力」という言葉をしばしば使います。

 「独りでいられる能力」

この言葉は簡単な表現でいうと単に

 「孤独」

ともいえます。
孤独とはマイナスイメージです。
孤独を避けよ、友達を作れ、といわれます。
しかし本当にそうでしょうか?
孤独でなければ、本当の創造的なものは生まれません。

ウィニコット博士はそれをごく小さなときの母子の関係に求めました。
人間の自立のプロセスには

 依存 → 自律 → 自立

という段階が必要です。
必要な時期に必要な「依存」の時期が欠損していると
その子どもはうまく自立できないといいます。
それは、

 最も信頼できるお母さんのそばで独り遊びをする

という経験がベースになり
その上で、たとえば「お母さんがいない状態での独り遊び」に発展していく。
しかしそのときの子どもの心にはお母さんが住んでいます。
心の中でお母さんとつながっていることが

 「独りでいられる能力」

のベースになっているとウィニコット博士は言います。
なるほど、と思います。
つねに携帯電話でつながっていなければ安心できない現代人には
耳の痛い話かもしれません。
携帯でつながっているようで、
逆に「孤独」の根が深いのかもしれません。
「独りでいられる能力」の欠如が進んでいるのかもしれません。

「独りでいられる能力」はまた「意志の力」でもあります。
周りが反対しても、
面と向かって自説を主張できなくても、
「俺の気持ちはこうだ!」と信じられる能力です。
自信です。
自らの判断を信じる力、これが「自信」です。

私たちの園ではお母さん方のサポートをし
子どもが本当に安心してくつろげる「場づくり」を行います。
昼間働いているお母さんに代わって

 必要な依存
 必要な自律
 必要な自立


のプロセスを経て、たくましい子どもに育ってほしいと思います。

書くことについてもそうです。
先ほど触れたように「書くこと」が最も大変で、かつ重要です。
ビジネスマンは書けなければなりません。
話せるだけではいけないのです。
では文章がけ書けるようになるにはどうしたらいいのか?

「早く、早く!」とあわてて文字だけ指導しても
小学校に入って作文が書けずに困っている子どもがいると
ある小学校の先生が話していました。
単語をたくさん知っていることと
それを文章にまとめられることには大きな隔たりがあります。
将来的に文章が書ける子どもになってほしいのです。

私自身がそうです。
講演しているだけではだめでした。
自分の主張を本に書いたときに(というか小冊子)
はじめて世間から認知されました。
書かねばならないのです。

では子どもにはどのようなステップを踏むのか?

それにはとにもかくにも「絵本が大事」と南部園長は話します。
いわゆる「絵本暦」です。
その子どもがどのように「絵本」と関わってきたかが重要だと。

絵本は「読み聞かせ」です。
「子どもが自分で読んでいる」それもいいことかもしれません。
しかしまずは大好きなお母さん、お父さんの膝のぬくもりとセットです。
いやむしろ、膝のぬくもりの方が重要なのでしょう、最初は特に。

 「絵本の時間は大好きなお母(父)さんの膝の上だ!」

そうして絵本が好きになります。
絵(イラスト)の力を借りながら
子どもは想像力を膨らませていきます。
「イメージできる力」です。

南部園長はこの「イメージ力」を極めて重要視しています。
イメージする力は生きる力だと。

 「イメージ力は人生をシミュレーションする力です」

と園長は話します。

子どもはやがて「絵(イラスト)なしの絵本」の読み聞かせでも
十分なイメージ力を発揮するようになるでしょう。
やがて大人数でのお話(素話:すばなし)でも
みんなで時間と物語を共有しつつ、イメージの世界で遊べます。
すばらしいことです。

こうなれば子どもは自分で本をめくるでしょう。
大好きなお母さんのそばで独り本をめくったあの体験。
それが後につながるのです。

文章を書くには、多くの読書が必要です。
本にたくさん接すれば、自分の文章のスタイルが出来上がってきます。
まねればいいのですから。

私は若い人にいいたいのです。
早くから文章を書く訓練をしてほしい、と。
大人になると、だめです。
みな書くことをあきらめています。
実はそんなことはないのです。
へたくそでもいいから、書けばいいのです。
書かない限り、書けませんから。
まあ、それはともかく…

書くことは孤独な作業です。
読む・聞く・話す・書くという4つのコミュニケーション能力の中で
最も「独りでいられる能力」を必要とします。
だからこそ、文章の書ける子どもになってほしいのです。
書ける子は必ず社会で活躍できます。
話すことが苦手でもいいのです。
インターネット上に文章が書ければモノが売れる時代です。
まあ、そういったことを私は
大学にて教えていこうと思います。


追伸:
「イメージ力」は本当に重要です。
人の心を自分の心に投影できる力です。
人の痛みを感じることができる力です。

新聞で読んだのですが、ある弁護士の話です。
「いじめ問題」と「セクハラ問題」は似ていると。
どちらも密室で行われる。
加害者と被害者の証言が食い違う。
解決が難しいと。
だから最も有効な対策は

 「予防」

しかない、と。
すなわち、人の心の痛みを「共感できる力」を養うこと。
こうされたら嫌だな、
ああされたらつらいな、というイメージ力の涵養です。
今最も教育現場で必要とされていることです。
そしてビジネス社会においては
最も切れ味のいい「武器」になる力でもあります。













  
Posted by yatsute2006 at 22:57

2007年02月19日

今日の夏見台幼保園 打ち合わせ・研修風景

4cc5a0cd.JPG写真のようすは今日ではないです。
(昨日かな?先週の土曜日かな?)
南部園長の保育・教育方針徹底のため研修を繰り返しています。
4月のスタートに合わせて準備は進みます。
もうすぐ調理場も本格稼動します。
試食会が楽しみだ!


追伸:
私、鳥居は今さっき福岡県より戻りました。
福岡県立ありあけ新世高校のPTAの方々への講演でした。
飛行機はずいぶん乗りました。
マイル換算で5万マイルは行くでしょう。
国内線だけで5万マイルは珍しいそうです。
私は旅行しないからわからなかったのですが。
しかし来年度はぐっと減るでしょう。
夏見台幼保園にてがんばります!

夏見台幼保園アルバム









  
Posted by yatsute2006 at 00:07